2008年7月11日金曜日

ウルティマIIの考察

ウルティマIから2年後の1982年の作品。Iのシステムから変わらず、しかしステータスの上げ方に大幅な違いがある。レベル上げによるプレイ時間の冗長 はないが、ステータス上げは退屈な部分は同じ。D&DがRPGの元祖とするなら、まだまだシステムもストーリ性もほど遠い。今のように競争馬がな くコンピュータゲームの可能性を大いに秘めた作品だったのだろう。批判家も少ない時代、というか比較するものがなかった時代だったので、IもIIも大きな 変化なかったと予想される。
日本では1982年にOh!PC、Oh!MZが創刊された年でもあり、漸く各メーカがオリジナルPCを販売し始めた象徴的な年だと思う。雑誌に掲載されたプログラムを打ち込むことによりゲームをプレイする。バグ取りをしながらプログラムを学んでいく。そんな時代でした。
そう思うとウルティマIIは時代を先行くソフトでしょう。アップルが偉大だったとも言えます。アーケードはゲームセンターあらしの時代で、日本はリードしていたと思います。
日本にはD&Dという下地がない。でもアクションやシューティングゲームの下地がある。日本PCゲームはこの後アクションRPGの全盛期 を迎えますが、ウルティマやウィザードリィーとアクションの融合はこの点にあるかもしれません。現に有名所のゲームメーカは当時、アップルのゲームを輸入 販売していたりします。      

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